真性ケロイドとの付き合い方 18 続き

前回からの続き

当初まずは、手術以外の治療法を幾つか提案されて試しましたがどれも芳しくなくて駄目元で胸にあるケロイドへの単独の電子線治療を提案されました。私の中に、放射線を使った治療は選択肢に無かったので試すかどうか正直迷いました。放射線科の宮下教授から詳しく説明をして貰い、どうしようもない位症状が酷かったので治療を受ける事を決めた次第です。放射線治療は、初めての事でとても興味深い経験となりました。他でも書いたのですが、治療室は地下にあり治療が始まるまでは照射する位置を決めたりポジションを調整したりと何人もの技師さんや医師等が周りにいます。一旦治療が始まると皆、他に移り自分一人で息を殺して身体を動かさないように孤独な状態になるのです。放射線の治療と言えば癌が思い浮かびますが、皆さんこのようにして治療を受けてらっしゃるのだろうなと。後、余談ですけれど位置決めの為に身体に水性のマジックペンで印を書かれるので、うす色の下着はNGだと言う事も知りました。結果オーライで、この時決断して電子線の治療を受けたお陰で胸のケロイドは治まり一つ解決しました。その際に、考えたのは放射線に関しての事でした。放射線は、目に見えませんね。放射線を使ったものには原子爆弾のように人間に甚大な害を与えるものもあれば、このように治療に使ったりラドン温泉のような使い方をされるものもあり、良い悪いと簡単に決められないものなのかもしれないと。特性を考えると、霊的なものとの共通性を感じました。

残りの一か所も他の治療法を試しても駄目で、手術しか治す方法が無いとなり皮弁手術を決断。手術するなら出来るだけ早い方が良いと思い、即予約しました。私の場合、皮弁手術と言うので皮膚のどこに血管があるのかを前もって調べてからケロイド部分を切除して、切除した部分に自分の他の皮膚を持ってきてつなげ、その後を電子線照射してケロイドにならないようにする治療となりました。術後、原因は分からないままですが、両足とも痺れて歩けなくなり入院が少し長引いてしまいました。この足の痺れは、正座した後の酷い痺れのような感じで、最初は布団さえ掛けられませんでした。しかし、そのお陰で手術後の痛みに気がいかずに済みました。その上入院ライフは、同室の人達に恵まれた事もありとても楽しいものとなり、嫌な思い出が一つもありません。車いすでの生活は、大変でしたが中々出来ない経験をさせて貰ったな~と。足が麻痺すると思うように動けませんし、一番困るのはトイレで一人で外出するには、和式トイレを使えるようになるまでしませんでした。今は、週一回のリハビリを続けながら随分と回復してパッと見には足が麻痺していたとは分かりません。まだまだ筋力は元に戻って無いので、これから鍛えていくつもりです。

その後、少し再発し掛った事もありましたが、電子線を掛けて貰い抑える事が出来ました。私の中で、人生の殆どを真性ケロイドと付き合ってきたのでそう簡単に治る事は絶対にないと思っている部分があり、ずっと沈静化した状態でしたが治ったと言う感覚は持てずにいたのです。そもそも何をして治ったと言えるのか分かりませんし。今回、2016年3月31日に日本医科大を受診して2日後に、何となく私のケロイドは治ったんだと思えたのです。医師から言われたわけではありませんが、自分で勝手に思えたと言う事です。後から思ったのは、真性ケロイドから普通の肥厚性瘢痕に変わったような印象を持ちました。私の中では、肥厚性瘢痕までなれば十分なのです。

今回受診した際に、小川先生からもし再発の兆候が少しでも出たら直ぐに受診すれば、今とても良い薬があるからと心強い言葉を貰いグッと心が軽くなりました。その良い薬とは、エクラープラスターと言うステロイドを使った貼るお薬で今までよく使われてきたドレニゾンテープよりも効果が強いとの事。このお薬の事は、関心があれば医師に相談してみて下さい。このようにどんどん良いお薬や治療法が出てくると良いですね。もしキャッチしたらこのブログでも取り上げていきたいと思っています。

と言うわけで、これからは真性ケロイド卒業生としてサポートしていけたら良いなと思ってます。皆さん、いつかきっと卒業出来る日が来ると信じて諦めずにいて下さい。ほぼ50年掛りましたが、適切な所を見付ける事が出来ればこのように卒業も可能なのです\(^o^)/

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この記事へのコメント

まさ
2016年08月23日 09:59
私は40歳代の男ですが、20年ほど前から胸の真性ケロイドの痛みと不安に悩んでいたので、ブログを拝見してとても勇気づけられましたし、参考になりました。
私の場合、胸に複数のケロイドがあり、その内の1つ(胸の真ん中3センチ大)に痛みがあり、近所の皮膚科でテープ治療、レーザー治療、数ヶ月にわたる注射などを行いましたが効果なく、逆に数年でケロイドが8センチ大まで広がってしまいました。
数ヶ月周期で化膿を繰り返し、慢性的な鈍い痛みと定期的な鋭い痛み、どんどん肥大する不安にかられているときに、このブログを拝読した次第です。
最近は、諦めからケロイド治療から離れていましたが、とりあえず大きな病院の形成外科を受診してみようと思いたち、すでに予約を入れました。
まずはお礼まで、ありがとうございました。
心天
2016年08月23日 20:58
まささん、

まずは、ご訪問頂きありがとうございます。
季節がら、毎日私のブログに「ケロイド、膿、痛み」等の検索で訪問される方が多く心を痛めていました。私は、幸い卒業出来たのですが、この季節になると大変だった日々が思い出されどうにかして真性ケロイドの酷い症状で苦しんでいる方の助けになればな~と考えているところでした。そこにまささんからの書き込みがあり、少しはお役に立てたんだと嬉しくなりました。

予約をした形成外科の医師と相性が合うと良いですね。また宜しければ、受診されてどうだったか教えて下さい。私の経験や知っている範囲で、真性ケロイドの治療をやっている放射線科でも相談してみたらどうかと思います。私も、ケロイドに特化しているサイトで知り合った方達二人も放射線治療で効果が出たので検討する価値ありだと思います。お住まいの近くに良い病院があると良いですね。

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